EpicGamesとAppleの攻撃を振り返る

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Fortnite VS Apple の画像

FortniteとAppleの戦い、というか持久走は今も続いている。

そこで今回は、Fortniteの攻撃、そしてAppleの攻撃を振り返ってみる。

発端は

Fortniteが独自の決済システムを導入し、それがAppleによって停止された原因だ。

だがEpicGamesはFortniteの「プレイヤー」にも参加を促し、イベントも行った。イベントでは「ゲーム内でリンゴを多く食べたプレイヤー上位にゲーム機等をプレゼントする」というものもAppleを意識した形となっている。

一方AppleもEpicGamesのアプリストアから削除したくないのは同じのはずだ。FortniteのプレイヤーはiOSが最も多く、一億人以上の人々が利用しており、7300万人以上のプレイヤーがiOSのみでプレイしているというデータもある。

もちろんAppleもFortniteは大事な収入源になることだろうし、そう簡単に削除したくはないはずだ。

だが、その収入を減らすこととなる「決済システム」はAppleの「Fortnite削除」を決めるものでもあったのではないか。

第一の攻撃:Fortniteの呼びかけ

Fortniteはまず最初、ユーザーに闘いに参加するよう促し、ビデオも公開した。

(Twitterでフォートナイトは告知をした)

このビデオについては様々な声があり、「アニメーションはいいけど最後のテキストがダメ」のようなコメントもある。

そしてこの時点でフォートナイトは「Appleの独占」としている。

Appleの反撃:Unreal Engineをサポート対象外に

Unreal EngineをiOS等で利用できなくするという趣旨の内容が急に出てきたものだから、Unreal Engineを利用してiOSアプリを作成している企業は大慌てだったはずだが、MicrosoftもUnreal Engine側に立ち、まだ問題は起きていない。

Apple:Epic Games のアカウントを停止

これでFortnite以外のEpic Gamesが公開しているゲームがダウンロードできなくなった。

Apple:Epicが独占しようとしていると反撃

今度はAppleが「Epicのみを特別扱いしてほしい」という趣旨のようなことを言ったがEpicが「公平なつもりで言った。Epicのみとは言っていない」という内容で返した。

Epic:イベントを開催

Appleならぬりんごが主役のイベントが開催。前にも述べた「ゲーム内で多くのリンゴを食べた上位のプレイヤーが賞品獲得」なんていう面白い説明もあった。

最後に

こんな持久走のような闘いはまだまだ続く予定。

ですが、Appleはいつまでも「独自の課金機能」を削除すればアプリを回復させるが、Epicがどこまで粘るのかにも注目が持たれている。

※追加の情報や、不正確な情報が確認できる場合はコメントにて情報の提供をしていただけると幸いです。