【最新】Android Studioのエミュレーターをタスクバーからショートカットで起動する方法
Android StudioにはAndroidのエミュレーターが搭載されており、実機が無くてもパソコン上でタイムリーに動作確認が行えます。
しかし、Android Emulatorを使用するにはAndroid Studioを起動する必要があり、非常に面倒に感じることがあります。
Android Emulatorはショートカットを設定することでタスクバーからワンクリックで起動することができるようになります。
今回の記事では、ショートカットを設定し、アプリのタスクバーに表示させる方法も追加でご紹介します。
※バージョンの違いにより操作や見た目が異なる場合があるかもしれませんが、基本の操作方法は同じなのでご了承ください。(この記事では2021/10/15時点の最新バージョンを使用しています)
※今回使用しているのはWindowsです。Macを使用している場合、ショートカット起動が出来ない可能性があります。
目次
1. Android Studioを起動しAVD Managerを開く
まずはAndroid Studioを起動しましょう。そして画面右上にあるスマホアイコンからAVD Managerを起動しましょう。
上の画像ではA30とA31Bという名前のバーチャルデバイスがあります。
(当記事ではAndroid Emulatorを使用している普段使用している前提で話を進める為、まだ操作に慣れていない方は、別サイトの入門記事と並行してお読みください。)
ここでは、バーチャルデバイス名をメモしておいてください。
上記のように、短く簡潔な名前であれば暗記で問題ありませんが、覚えにくい名前を設定している場合は、名前を変更するか、正確にメモをするようにしましょう。
2.エクスプローラからemulator.exeのショートカットを作成
まず、エクスプローラーを起動し、emulator.exeを探しましょう。
デフォルト設定の場合、Windowsでは次の位置にあります。
(バージョンやダウンロード場所の変更などによって若干異なる可能性があります。見つからなかった場合、エクスプローラーの検索からemulator.exeと検索して探してください。)
上の画像では下から三番目のemulator.exeが対象のファイルです。
emulator.exeを一度クリックして選択した状態で右クリックし、画像では下から四番目の
ショートカットを作成(S)
をクリックしましょう。
また、Windows 11を使用している場合、右クリックをしたときに簡易メニューが表示されますが、その一番下の
「その他のオプションを表示」
を押すことで上の画像の状態にできます。
そうすることで、ショートカットがemulator.exeの下に表示されます。
注意ですが、これで終わりではありません!
タブを閉じようとした方、待ってください!
試しにショートカットをダブルクリックで開いてみてください。
エミュレーターが起動してくれないはずです。
なぜかというと、まだどのエミュレーターを起動するのかを指定していないためです。
3.どのデバイスを起動するのかを設定
次に作成されたショートカットを右クリックし、「プロパティ」を表示してください。
すると、下の画像のような状態になります。
中央に「リンク先」というテキストボックスがあります。
そこに記載されているリンク先の最後に次の文字を追加してください。
その為、リンク先は次のようになります。
これでショートカットの作成は完了しましたので、デスクトップフォルダーなどの好きな場所へ置いてください。
これで右クリックすると、コマンドのような画面と、エミュレーターが単体で起動できるはずです。
(コマンドのような見た目のログ画面のウィンドウを閉じるとエミュレーターも終了してしまうので注意してください。)
4.タスクバーに固定表示させる
デスクトップに表示させるにはフォルダを移動するだけで終わりますが、タスクバーに固定表示させるには少し違うやり方が必要です。
4-1.ファイル名を変更
ファイル名がそのままタスクバーのアプリ名として表示されるので、タスクバーに表示する名前に変更しましょう。
「Android API30」
などのシンプルで、デバイスを見分けられる名前がおすすめです。
4-2.ショートカットを分かりやすいフォルダへ置いておく
後でデバイス名などを変更する時のために、デスクトップフォルダなど、分かりやすいフォルダに置いておきましょう。
4-3.ショートカットを右クリック→タスクバーにピン止めする
タスクバーにピン止めするという選択肢が真ん中の方にあるので、クリックしていただければ追加は完了です。
最後に
エミュレーターを上手に活用することで利便性を高められます。
また、今回のやり方ではショートカットを複製してデバイス名を変更するだけで複数のバーチャルデバイスでも簡単に作成することができますので、是非やってみてください。